
ChatGPTの登場以来、PCやスマホでもAIを利用した便利ツールが多数登場しています。でも、あまりにAIの普及が急速が過ぎて、まだまだ存在を知らないという人も多いはず。今日は、そんなAIを活用した便利ツールを紹介します!
最初の便利ツールは、AIの登場で一気に現実的になったYouTube動画の要約です。YouTubeはビデオだけど、長時間動画を見るのは面倒……という人も実は多いのでは。そこでAIに動画を読み込ませることで、時短で視聴できます。もちろん完全無料です。
使用するツールはマイクロソフト製のブラウザMicrosoft Edge(エッジ)
ここで使う便利ツールは、マイクロソフト製のブラウザ、Microsoft Edge(エッジ)です。WindowsのPCならデフォルトで入っている、あのMicrosoft Edgeです。
以前はGoogleのChromeと比べると……という存在で乗り換えられてしまう存在だったのですが、AI時代にMicrosoft Edgeが劇的進化。2023年4月からチャットAI機能のCopilotを統合して、AI搭載ブラウザになりました。なんと、CopilotではChatGPT有料版と同じGPT-4を完全無料で使えるだけでなく、ブラウザ機能と連携するようになっています。

ブラウザのEdgeは、Windows版以外にも、Mac版、iPhone版、Androidスマホ版もすべて公式アプリが公開されています。CopilotのAIもすべて同じ機能が使えます。すべて完全無料です。

YouTube動画をAIに読み込ませてテキストに要約する方法
では、実際にYouTube動画をAIに読み込ませてテキストに要約させてみます。
1.まず、ブラウザのMicrosoft Edgeで要約したいURLの動画を表示します。再生をスタートする必要はありません。ページを開いたら、すぐに一時停止してしまってOK。
2.ブラウザの画面右上にある青っぽいボタンを押して、サイドバーにCopilotを開きます。

3.ブラウザ画面でYouTubeを開いている状態でCopilotを開くと、一番上に「ビデオの要約の生成」ボタンがあるので選択します。

4.数秒待つとビデオ内容のテキスト要約の表示がスタートします。実際には動画を再生している訳ではないので、要約はビデオの実時間よりも早く進みます。

5.内容の概要や結論のみ知りたいならこれでOK。要約生成後、要約に表示されている再生時間をクリックすると、YouTubeのビデオ側を操作してジャンプできます。要約内容に不足があれば、チャットで質問すると、ビデオから内容を絞ったり追加の質問ができます。誤ってビデオ以外の内容を検索しようとしたら、「ビデオから~」を付けてチャットをしましょう。


以上です。要するにYouTubeをMicrosoft Edgeで開いて、Copilotを開いてボタンひとつで要約スタート。要約はクラウドのAI側で動くのでパソコンの性能に左右されることもありませんし、完全無料です。
ちなみに、iPhoneアプリ版のMicrosoft Edgeで、YouTubeビデオの要約を実行した画面は下記の通りです。Copilotを呼び出した時点でGPT-4のオンオフを切り替えることができますが、どうせ無料なので精度の高いGPT-4を使いましょう。

PCと同じ機能が動いてくれます。なお、Microsoft Edgeの検索結果から動画をタップするとYouTubeアプリが起動してしまう場合には、リンク長押しで別のタブで開くとMicrosoft EdgeのままYouTubeの再生画面を開けますよ。

以上がYouTube動画をAIに読み込ませてテキストに要約して時短視聴する方法でした。YouTubeをよく見る人は、ビデオの要約目当てでMicrosoft Edgeに乗り換えてしまうのもありだと思います。gdsマスターはAI目当てでChromeからMicrosoft Edgeに乗り換えました(体験談)。
AIチャットなんてあまり縁がないと思っていた人も、Microsoft Edge搭載のCopilotなら簡単に使えるので活用してみてください!
監修者のコメント:AIツール活用の新企画です。この記事はすべて人間が作成しています。