
2024年の新NISA制度スタートに合わせて株式投資を始める人に向けて投資の入門的な記事を紹介します。まず、新NISAについては下記の通りです。
2024年から始まる新NISAとは?
NISAとは、少額投資非課税制度の略称で、個人が株式や投資信託などの金融商品を購入する際に、所得税や譲渡所得税を免除される制度です。現行のNISAは、年間120万円までの投資枠と、非課税期間が5年間という制限がありますが、2024年からは、新たなNISAが導入される予定です。
新NISAの特徴は、以下のとおりです。
・年間投資枠の拡大:つみたて投資枠と成長投資枠の2種類が設けられ、それぞれ年間120万円と240万円までの投資が可能になります。つみたて投資枠は、毎月一定額を積み立てる形式の投資信託やETFなどに適用され、成長投資枠は、個別株式やREITなどに適用されます。両方の枠を利用する場合は、合計で年間360万円までの投資ができます。
・非課税保有限度額の設定:全体で1,800万円までの金融資産を非課税で保有できるようになります。ただし、成長投資枠については、1,200万円が上限となります。また、成長投資枠は、枠の再利用が可能になります。つまり、売却した金額分だけ、同年度内に新たな金融商品を購入することができます。
参照元:金融庁
この制度を理解すると、つみたて枠投資は投資信託やETF、そして成長枠投資はつみたて枠投資は投資信託やETFに加えて、個別株も投資できることが分かります。しかし、これは大きなリスクを伴うものです。
この記事では、新NISAで実践する株式投資にあたっての古典的な考え方として、「ウォール街のランダムウォーカー」と、「敗者のゲーム」による考え方を解説します。そして、新NISAではインデックス投資をすることを推奨します。
「ウォール街のランダムウォーカー」とは、1973年にバートン・マルキールが書いた同名の本のタイトルです。この本では、株式市場は効率的であり、株価はランダムに動くという考え方が提唱されました。つまり、株価は過去の動きや情報に基づいて予測することはできず、市場平均を上回るリターンを得ることは運によるものであるということです。したがって、個別の株を選んだり、タイミングを計ったりするよりも、市場全体に分散投資する方が効率的であるという結論になります。
「敗者のゲーム」とは、1975年にチャールズ・エリスが書いた「The Loser's Game」という論文のタイトルです。この論文では、プロの投資家たちが互いに競争することで、市場平均を上回ることは非常に困難であるという考え方が提唱されました。つまり、プロの投資家たちは自分たちの間で勝ち負けを決めるゲームをしているだけであり、個人投資家はそのゲームに参加する必要はないということです。したがって、個人投資家は市場平均に満足することで、プロの投資家たちよりも優位に立つことができるという結論になります。
これらの考え方からわかるように、株式投資では市場平均に近づくことが重要です。市場平均に近づく最も簡単な方法は、インデックス投資です。インデックス投資とは、特定の株価指数(例えば日経平均やTOPIXなど)をなぞるように株式を買うことです。インデックス投資をするためには、インデックスファンドやETF(上場投信)などの商品を利用します。インデックス投資のメリットは、以下の通りです。
- 市場平均以上のリターンを狙わないため、リスクが低い
- 個別の株を選んだり売買したりする必要がないため、手間が少ない
- 取引コストや管理費用が低いため、コストパフォーマンスが高い
2024年から始まる新NISA制度では、最大1800万円まで非課税で株式投資ができます。株式投資を始めるなら、新NISA制度を利用してインデックス投資をすることをおすすめします。
監修者コメント:株式投資は監修者の興味対象で一定の知識があります。ただ、投資関連などは最初の投稿なので、まずはAIに指定をして最も基本にある理論とスタンダードな戦略を解説してもらいました。
この記事は情報提供を目的としており、投資アドバイスではありません。投資判断は自己責任で行ってください。
