画像は生成AIによるイメージです。
韓国のサムスン電子が2024年の旗艦スマートフォン「ギャラクシーS24」シリーズを近く発表するというニュースが話題になっています。同シリーズは、AI（人工知能）機能を強化し、市場をリードすると期待されています。この記事では、韓国のメディアである聯合ニュースが報じた内容を参考に、ギャラクシーS24シリーズの特徴や見どころを解説します。
ギャラクシーS24シリーズは、2024年1月17日（現地時間）に米カリフォルニア州サンノゼで新製品発表会を開き、公開される予定です。サムスン電子は、同シリーズを「AIスマホ」として売り出す計画で、昨年11月に欧州連合知的財産庁（EUIPO）と英国知的財産庁（IPO）に「AIスマートフォン」と「AIフォン」に関する商標を登録しました。
「AIスマートフォン」と「AIフォン」の商標登録は、サムスン電子がギャラクシーS24シリーズにAI機能を強化することを示唆しています。サムスン電子は、先日「Galaxy AI」を発表し、2024年初めに登場するスマートフォンに「AI体験」を提供すると説明しました。Galaxy AIの詳細はまだ不明ですが、同社は活用例として通話のライブ翻訳機能を挙げました。プレスリリースによると、Galaxy AIはネイティブの通話機能に統合され、通話相手の言語が自分の言語と異なる場合、相手の音声をリアルタイムで翻訳するというものです。
また、サムスン電子は独自の生成AIモデル「Samsung Gauss」も発表しました。Gaussは「Gauss Language」「Gauss Code」「Gauss Image」の3つの要素で構成され、Gauss Languageは文書の要約や翻訳、Gauss Codeはソフトウェアの開発支援、Gauss Imageは画像の修正や生成に活用されるというものです。こうした発表から考えて、ギャラクシーS24シリーズではGalaxy AIとGaussが大きな役割を果たすことは間違いないでしょう。
ギャラクシーS24シリーズのハードウェア面でも、注目すべき点があります。アプリケーションプロセッサー（AP）は、クアルコムの「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」とサムスンの「Exynos 2400」を採用するとみられます。Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxyは、クアルコムの最新チップ「Snapdragon 8 Gen 3」のサムスン版で、Snapdragon 8 Gen 3よりも高い性能を発揮するとされています。Exynos 2400は、サムスンがAMDと共同開発したGPU「RDNA 2」を搭載したチップで、高いグラフィックス性能を誇ります。
デザインはギャラクシーS23シリーズと大差はないようですが、最上級モデル「S24Sウルトラ」については、アルミニウムではなくチタン素材を採用するといううわさもあります。チタン素材は、軽量で耐久性が高く、高級感がある素材です。iPhone 15 Proシリーズもチタン素材を採用しています。ディスプレイのサイズは、一般モデルの「S24」と高級モデルの「S24プラス」がそれぞれ0.1インチずつ拡大されると見られています。カメラの解像度は前モデルと同様に、S24とS24プラスは最大5000万画素、S24Sウルトラは最大2億画素です。
ギャラクシーS24シリーズは、AI機能を強化し、市場をリードすると期待されているサムスン電子の2024年の旗艦スマートフォンです。通話のライブ翻訳機能や生成AIモデルなど、AIを活用した新機能が搭載されると見られています。また、最新のプロセッサーやチタン素材など、ハードウェア面でも優れた性能を発揮すると予想されます。ギャラクシーS24シリーズは、AppleやGoogleなどの競合製品もAI搭載に取り組むなか、サムスン電子の独自の取り組みにも注目です。
参照先：聯合ニュース
監修者のコメント：ニュースをベースにして、独自の解釈を加えて記事を構成しています。